鶴岡路人「欧州統合における共通外交・安全保障・防衛政策――政府間主義とその変容」日本EU学会編『日本EU学会年報』第31号(2011年)が刊行されました。欧州統合の理論やモデルを軸に、EUにおける共通外交・安全保障・防衛政策の位置づけとその変遷を辿ってみたものです。
今号の『日本EU学会年報』は、共通論題が「リスボン条約とEUの課題」でして、リスボン条約に関する論文が多数掲載されています。(拙稿を含め、共通論題の各論文は、昨年11月の日本EU学会での報告ペーパーがもとになっています。)
(有斐閣紹介ページ)http://www.yuhikaku.co.jp/books/detail/9784641299351
Welcome to Michito Tsuruoka's blog. This space is mainly used to announce my new publications.
2011/07/21
2011/07/10
ゲイツ演説に見るNATOの現実と課題
鶴岡路人「ゲイツ演説に見るNATOの現実と課題」(東京財団ユーラシア情報ネットワーク、分析レポート、2011年7月8日)が、東京財団のサイトに掲載されました。
(全文リンク)http://www.tkfd.or.jp/eurasia/europe/report.php?id=276
ゲイツ米国防長官はすでに退任してしまいましたが、在任中、NATOや欧州関係でも、興味深いスピーチを幾度となくしてくれました。今回の小文の対象は今年6月10日のブリュッセルでの「お別れ演説」ですが、NATO関係では、欧州の「非軍事化(demilitalization)」を、「21世紀において真の安全保障と恒久的平和を達成するにあたっての障害」であるとして厳しく批判した2010年2月のワシントンでの演説が特に思い出されます。
ゲイツ氏は、すでに1997年にFrom the Shadows: The Ultimate Insider's Story of Five Presidents and How They Won the Cold Warと題する回顧録を出版していますが、今後は、国防長官時代の回顧録に期待したいところです。同時に、後任のパネッタ長官にも好演説を期待したいと思います。
(全文リンク)http://www.tkfd.or.jp/eurasia/europe/report.php?id=276
ゲイツ米国防長官はすでに退任してしまいましたが、在任中、NATOや欧州関係でも、興味深いスピーチを幾度となくしてくれました。今回の小文の対象は今年6月10日のブリュッセルでの「お別れ演説」ですが、NATO関係では、欧州の「非軍事化(demilitalization)」を、「21世紀において真の安全保障と恒久的平和を達成するにあたっての障害」であるとして厳しく批判した2010年2月のワシントンでの演説が特に思い出されます。
ゲイツ氏は、すでに1997年にFrom the Shadows: The Ultimate Insider's Story of Five Presidents and How They Won the Cold Warと題する回顧録を出版していますが、今後は、国防長官時代の回顧録に期待したいところです。同時に、後任のパネッタ長官にも好演説を期待したいと思います。
登録:
投稿 (Atom)