Michito Tsuruoka, 'Strategic Considerations in Japan-Russia Relations: The Rise of China and the U.S.-Japan Alliance', in Shoichi Itoh, Ken Jimbo, Michito Tsuruoka and Michael Yahuda, Japan and the Sino-Russian Entente: The Future of Major-Power Relations in Northeast Asia (Washington, D.C.: National Bureau of Asian Research, April 2017) has been published and is available at the NBR website.
Please note that the report can be downloaded for free only until 4 June 2017, after which there will be a charge.
NBR website: http://www.nbr.org/publications/issue.aspx?id=344
中露協力と日本に関する米NBR(全米アジア研究所)の報告書に、「Strategic Considerations in Japan-Russia Relations: The Rise of China and the U.S.-Japa Alliance」と題した小文を寄稿しました。刊行後2カ月間のみNBRのサイトで無料公開でして、それ(2017年6月4日)以降は、有料になってしまうようです。ご関心おありの方はお早めにどうぞ。(こちらでのご紹介が遅くなり、申し訳ありません。)
報告書自体は2017年1月にワシントンで開催された中露関係に関するワークショップで報告されたペーパーのうち、日本関連のものを集めたものです。拙稿は、タイトルのとおり、中国の台頭と日米同盟の観点から、日露関係を検討しています。
北方領土が一部でも日本に返還された場合のそれら島々における米軍の常駐・展開可能性の扱いに関する問題について、ドイツ統一時の旧東ドイツ領域の扱いや、NATO拡大時の新規加盟国の扱いの事例との比較を行ってみました。北方領土の軍事的地位という問題の解決抜きに領土の返還は実現しようにありませんで、その意味では、日露交渉であると同時に日米交渉が鍵であり、さらにその背景には、良好な米露関係も必要になるわけです。