「欧州戦術核――役割の変遷と今後」特集の国際安全保障学会学会誌『国際安全保障』(第40巻第4号、2013年3月)が刊行されました。私が序文を兼ねた概論を書き、米国、ドイツ、ロシア、核軍縮についての各論文が収録されました。関係者の皆様、ご協力ありがとうございました。『国際安全保障』のなかでも、かなりマニアックな(!?)特集かと思いますが、欧州戦術核は、奥が深いと同時に、広がりのある問題でして、ご興味がおありの方は是非ご覧いただければと思います。
(とはいえ、学会の会員以外の方々は、なかなかお手に取る機会がないかもしれません。拙稿につきましては、ご連絡をいただければPDFをお送りいたします。)
【特集部分目次】
鶴岡路人「欧州戦術核問題の構図」
太田昌克「戦術核と拡大抑止――アメリカ冷戦戦略の『源流』から」
岩間陽子「西ドイツと戦術核兵器」
小泉悠「ロシアの安全保障政策における戦術核兵器の位置づけと展望」
一政祐行「軍備管理・軍縮における戦術核問題」
目次は、国際安全保障学会サイトでもご覧いただけます。
また、内外出版株式会社のサイトで購入が可能です。