鶴岡路人「EUの『協定外交』を考える――日・EU間EPAへの視点」(東京財団ユーラシア情報ネットワーク、分析レポート、2012年2月28日)が東京財団のサイトに掲載されました。
(全文リンク)http://www.tkfd.or.jp/eurasia/europe/report.php?id=335
EU外交の特徴の一つは、FTA/EPAを始めとして、連合協定や枠組み協定等の各種協定を第三国と数多く締結してきたことでして、逆の言い方をすれば、EU外交は、各種協定の締結によって形作られてきたわけです。日本とEUとの間のFTA/EPAの議論をするにあたっても、この点を理解する必要があります。
これと関連して、EU外交に若干批判的な論点として、拙稿「EUの変容とEU研究の新しい課題――日本からの視点」田中俊郎・小久保康之・鶴岡路人編『EUの国際政治――域内政治秩序と対外関係の動態』(慶應義塾大学出版会、2007年)もご参照いただければと思います。