鶴岡路人「米欧の介入主義は消滅したのか――シリア危機と欧州(1)」(東京財団ユーラシア情報ネットワーク、分析レポート、2013年10月29日)が東京財団のサイトに掲載されました。
全文URL:http://www.tkfd.or.jp/eurasia/europe/report.php?id=409
2013年8月21日のシリアにおける化学兵器の大規模な使用を受けて米欧で高まった武力行使論は、その後、シリアの化学兵器廃棄に関する米露合意を受けてすっかり下火になりましたが、米欧による介入の諸問題について改めて考えてみました。
これまでも、これからも、米欧による介入は選択的以外にはなりようがありません。加えて、「介入したくない」のが本音だとしても、「介入せざるを得なくなる」紛争もあるわけです。介入への敷居が高くなっているのは事実ですが、介入主義の終焉を宣言するのは時期尚早だというのがとりあえずの結論です。