The paper examiens the initial phase of the US-Japan relationship under the Trump administration - how Prime Minister Shinzo Abe has tried to establish a new personal relationship with the new president and why Tokyo's approach has been different from many European countries.
Article (PDF): http://www.iai.it/sites/default/files/iaip1802.pdf
イタリア国際問題研究所(IAI)のIAI Papersシリーズに、「日本から見たドナルド・トランプ政権――日米同盟はユニークであり続けるのか」と題した小文(英語)を寄稿しました。2017年末頃までの、いまから振り返れば「トランプ・安倍蜜月」だった時期を主に対象にし、トランプ大統領の懐に飛び込むような安倍外交がいかに実現可能だったかを、欧州諸国の対トランプ政権アプローチとの比較で論じました。
また、NATO諸国に対しては、バードン・シャアリングの一環でGDP比2パーセントの国防予算支出を強く求めつつ、日本に大して防衛予算増額の要求は(いまのところ)聞かれません。これについても、NATOと日米同盟の比較で考えてみました。
基本的な議論は、以前に日本語で発表していた下記の拙稿に沿ったものです。
- 鶴岡路人「全てが振り出しに戻ったトランプ大統領の欧州訪問――日本にとっても対岸の火事ではない」ハフポスト日本版(2017年5月29日)
- 鶴岡路人「トランプ政権の誕生と欧州ーー『トランプ現象』波及への懸念とバードン・シェアリング」『世界経済評論』(2017年3-4月号)