2017/05/23

トランプ政権下の米欧関係の課題と懸念

鶴岡路人「トランプ政権下の米欧関係の課題と懸念」(2017年5月22日)を東京財団のサイトに掲載しました。

記事リンク:https://www.tkfd.or.jp/research/research_other/jjvksm

トランプ大統領は、中東(サウジアラビア、イスラエル)訪問の後、ヴァチカンを経て、5月24日にブリュッセルに入ります。ブリュッセルでは、NATO首脳会合でNATOデビューをする他、EU首脳との会談、フランスのマクロン新大統領との会談も予定されています。

NATOに関するトランプ政権の主たる要求は、欧州諸国の国防予算増額(NATO基準のGDP比2パーセントを達成するようにとの圧力)と、テロ対策におけるNATOの役割強化です。これらがどのように扱われ、いかなるメッセージを発出することができるのか。そして、EU関連では、トランプ政権がEU統合を支持するメッセージを出せるか否かが問われています。ただ、これらの問題は今回の訪問で片付くような性質のものではなく、今後しばらく課題、そして懸念であり続けるのだと思います。