2014/12/20

Japan's Democratic Alliances

A video summary of the GMF event 'Japan's Democratic Alliances', which took place at the GMF HQ office in DC on 17 July 2014. I spoke on Japan's relations with Europe - other speakers from Japan were Tetsuo Kotani (JIIA) and Nobuhiro Aizawa (Kyushu University).




2014年7月17日にワシントンDCのジャーマン・マーシャル基金(GMF)本部で開催された会議「Japan's Democratic Alliances」の概要ビデオです。日本国際問題研究所の小谷哲男さん、九州大学の相沢伸広さんとご一緒しました。会議自体の概要はこちらもご覧ください。

2014/12/12

英核抑止力の将来

鶴岡路人「英核抑止力の将来――トライデント代替策レビューから」『法学研究』(慶應義塾大学)第87巻第5号(2014年)が、慶應義塾大学学術情報リポジトリ(KOARA)のサイトからPDFでダウンロード可能になりました。

PDF:http://koara.lib.keio.ac.jp/xoonips/modules/xoonips/download.php/AN00224504-20140528-0035.pdf?file_id=93527


昨年(2013年)7月に公表された「トライデント代替策レビュー(TAR)」を中心に、英国の核抑止力の将来を巡る議論を検証したものです。ちょうど昨年、ロンドンのRUSIでの在外研究中に関心を持っていたテーマです。下の写真は、TAR発表の日、RUSIのライブラリーでTARについて講演するアレクサンダー首席財務担当大臣です。


2014/12/09

ワルシャワから見た欧州の安全保障

鶴岡路人「ワルシャワから見た欧州の安全保障」(東京財団ユーラシア情報ネットワーク、分析レポート、2014年11月28日)が東京財団のサイトに掲載されました。

10月末におこなったワルシャワでの現地調査で見聞きし、考えたことの断片的スケッチです。今日の欧州、特に安全保障を理解するうえは、ポーランドの視点が欠かせません。EUに3名いるpresidentの一つ、欧州理事会議長には前ポーランド首相のトゥスク氏が着任しました。首脳レベルでのEUの顔としての彼の役割にも注目です。


写真は、本文中で触れたポーランド国家安保局(BBN)の建物です(一番右側がNATO旗)。

2014/10/05

The Illusion of European 'Neutrality' in Asia

Hans Kundnani and Michito Tsuruoka, 'The Illusion of European "Neutrality" in Asia', European Geostrategy, 25 September 2014 is available online.

Co-authored with Hans Kundnani of the European Council on Foreign Relations (ECFR), the piece argues that Europe's notion of 'neutrality' is neither in Europe's nor Asia's interest.



欧州外交問題評議会(ECFR)のHans Kundnaniさんと共著で、「The Illusion of European 'Neutrality' in Asia」と題した小文を欧州安全保障専門サイトのEuropean Geostrategyに掲載いたしました。

アジアの海洋問題や領土問題に関して特定の立場を取らない「中立的」な欧州の姿勢は、欧州の能力や意思の限界を反映していると同時に、欧州が仲裁的な役割を果たす可能性の源泉として積極的な理解もされてきました。しかし、政治・安全保障面を含めたアジア・欧州関係の深化に鑑みて、そのままでよいのだろうかという疑問の提示です。

EUSI Tokyo Lecture - The Ukrainian Crisis and European Security (9 October)

The European Union Studies Institute (EUSI) Tokyo at Keio University is pleased to host a lecture on 'The Ukrainian Crisis and European Security' on Thursday, 9 October from 16.30 to 18.00, featuring two distinguished speakers from the NATO Defense College in Rome. See below for details. No registration needed. I will be moderating the session. Look forward to seeing you there.

EUSI Website: http://eusi.jp/en/?p=646



EUSI東京のイベントとして、慶應義塾大学三田キャンパスで10月9日(木)16時30分から18時まで、「ウクライナ危機と欧州の安全保障」をテーマに、NATO国防大学から2名の講師をお招きし、講演会を開催いたします。私が司会をいたします。事前登録は不要ですので、是非お越しくださいませ。(通訳はありませんで、英語のみです。)

EUSI案内ページ(日本語)
http://eusi.jp/outreach/seminar-workshop/20141009-politics/

2014/09/13

どうする対ロシア戦略 問われるNATO(NHK・BS1「国際報道2014」)

9月5日にNHK・BS1の「国際報道2014」に出演し、NATOに関してコメントしました。

9月4-5日に英ウェールズで開催のNATO首脳会合に合わせたNATO特集でして、特集中盤のエストニアとポーランドからのレポートは非常によくできていました。映像はありませんが、特集のほぼ全てが画像とテキストで番組のサイトにアップされています。

URL:http://www.nhk.or.jp/kokusaihoudou/archive/2014/09/0905.html


2014/09/04

The UK and the EU (DGAP Publication)

Almut Möller and Tim Oliver (eds.), The United Kingdom and the European Union: What Would a "Brexit" Mean for the EU and Other States Around the World? (Berlin: German Council on Foreign Relations, September 2014) is now available at DGAP's website. It is a compilation of online series on Britain and the EU, which includes my piece on Japan's views on a Brexit. Finnish Prime Minister Alexander Stubb has contributed a foreword to the publication.

URL: https://dgap.org/en/think-tank/publications/dgapanalysis/united-kingdom-and-european-union


独外交問題評議会(DGAP)のウェブサイトに掲載された英国のEU離脱問題に対する各国からの視点のシリーズが、まとめられて冊子になりました。全文がDGAPのウェブサイトからダウンロード可能です。日本からの視点に関する拙稿も掲載されています。ストゥブ・フィンランド首相による前書きも注目です。

2014/08/29

NATOはどこへ向かうのか

鶴岡路人「NATOはどこへ向かうのか」(東京財団ユーラシア情報ネットワーク、分析レポート、2014年8月28日)が東京財団のサイトに掲載されました。

9月4-5日に英ウェールズのニューポートでNATO首脳会合が開催されます。今回はそれを前に、特に集団防衛とポスト・アフガニスタンの作戦上の課題や域外国との関係について考えてみました。

全文URL:http://www.tkfd.or.jp/eurasia/europe/report.php?id=437

2014/07/27

Britain outside Europe? A Japanese View

Michito Tsuruoka, 'Britain outside Europe? A Japanese View' is now on-line at the website of DGAP (German Council on Foreign Relations).

It is part of a series of articles on European and international views on Britain's debate on leaving the EU - a Brexit. A collection of the articles in the same series is to be published later in a print version.

Article URL: https://ip-journal.dgap.org/en/ip-journal/topics/britain-outside-europe-japanese-view

「欧州の外の英国?日本の視点」と題して、EU離脱問題を中心とした英国・EU関係についての日本からの視点に関する小文(英語)を、ドイツ外交問題評議会(DGAP)のサイトに掲載いたしました。

この問題に対する、英国以外のEU各国や日米等の域外国からの視点のシリーズの一環でして、近々、これらをまとめたものが紙でも刊行される予定です。

全文URL:https://ip-journal.dgap.org/en/ip-journal/topics/britain-outside-europe-japanese-view

2014/06/23

EUSIシンポジウム「ウクライナ危機と欧州の将来」

7月11日(金)に慶應義塾大学三田キャンパスで、EUSIシンポジウム「ウクライナ危機と欧州の将来(1)――欧州の視点から」が開催されます。詳細は下記のとおりです。ご関心がおありでしたら、是非お越しくださいませ。

http://eusi.jp/content_jp/research/seminar-research/eu-ukraine20140711.html
http://eusi-politics.tumblr.com/post/89530360745/eusi-2014-7-11-25


【EUSI公開シンポジウム「ウクライナ危機と欧州の将来」】
「ウクライナ危機と欧州の将来(1)―欧州の視点から」

日時: 2014年7月11日(金) 15:00-17:00
場所: 慶應義塾大学三田キャンパス(東館G-SEC8階ホール)
    http://www.keio.ac.jp/ja/access/mita.html#prg2
    (※↑上記3番の建物の8階です)
申込: 無料・参加自由
講演者:
 六鹿茂夫(静岡県立大学大学院国際関係学研究科教授)
 東野篤子(筑波大学大学院人文社会系国際公共政策専攻准教授)
 鶴岡路人(防衛研究所地域研究部米欧ロシア研究室主任研究官)
司会:
 細谷雄一(慶應義塾大学法学部教授)

なお、7月25日(金)には、同じシリーズ第2回が開催され、ロシア・ウクライナの視点から同じ問題を議論する予定です。詳しくは下記をご参照ください。

http://eusi.jp/content_jp/research/seminar-research/eu-ukraine20140725.html

2014/06/12

ウクライナ危機への視点――西側は無力なのか

鶴岡路人「ウクライナ危機への視点――西側は無力なのか」(東京財団ユーラシア情報ネットワーク、分析レポート、2014年6月11日)が東京財団のサイトに掲載されました。

ウクライナ危機に関しては、すでにさまざまな分析がなされていますが、プーチン大統領の戦略や意図の解明、すなわち、ロシアの視点からの理解に力点が置かれてきたような印象があります。その結果、「強いロシア」と「弱い西側」というイメージが、マスコミ等によっても実態以上に強調されてきたのではないでしょうか。

そこで、今回の小文では、あえて西側(米欧)からの視点に特化して、ウクライナ危機を見つめなおしてみました。

全文URL: http://www.tkfd.or.jp/eurasia/europe/report.php?id=423

2014/06/07

Europe, Japan and Asia in a Changing World: Eight Myths

Europe and Japan in Global Communication (Vilnius: Mykolas Romeris University, 2014) is now available in an e-book format as well as in hard cover. You can browse the whole book here. I contributed a chapter titled 'Europe, Japan and Asia in a Changing World: Eight Myths'.

This is a collection of papers presented at a conference at Mykolas Romeris University in Vilnius, Lithuania in November 2013. I particularly thank Professor Kyoko Koma, who did all the work for the conference and the publication and Ambassador Kazuko Shiraishi for her wonderful hospitality in Vilnius.

E-book URL: http://ebooks.mruni.eu/product/japan-europe-in-global-communication


Europe and Japan in Global Communication (Vilnius: Mykolas Romeris University, 2014) が刊行されました。ハードカバー版がありますが、Eブック形式のものが、こちらからオンラインで全文閲覧可能です。私は、'Europe, Japan and Asia in a Changing World: Eight Myths'と題したチャプターを寄稿しました。

本書は、2013年11月にリトアニアのヴィリニュスにあるミコラス・ロメリス大学(MRU)で開催された会議のペーパーを集めたものです。MRUの高馬京子先生には、会議から出版まで大変お世話になりました。また、白石和子駐リトアニア大使には、暖かいおもてなしをいただきました。皆様に感謝いたします。

EブックURL: http://ebooks.mruni.eu/product/japan-europe-in-global-communication

2014/06/05

Interview with European Geostrategy

My interview with European Geostrategy (online) is now available here. I was interviewed by Luis Simon about Europe's security role in Asia, including the Indo-Pacific region and Europe-Japan security cooperation.

Full text link: http://www.europeangeostrategy.org/2014/04/interview-michito-tsuruoka/

ブリュッセル自由大学(VUB)のLuis Simonさんによるインタビュー形式で、インド洋地域を含むアジアの安全保障における欧州の役割、及び日欧安保協力の可能性について議論しました。全文(英語)はこちらをご覧ください。掲載されたEuropean Geostrategyは、欧州の安全保障関連で活発且つ鋭い発信をしている新興のウェブサイトです。