2013/10/31

米欧の介入主義は消滅したのか――シリア危機と欧州(1)

鶴岡路人「米欧の介入主義は消滅したのか――シリア危機と欧州(1)」(東京財団ユーラシア情報ネットワーク、分析レポート、2013年10月29日)が東京財団のサイトに掲載されました。

全文URL:http://www.tkfd.or.jp/eurasia/europe/report.php?id=409

2013年8月21日のシリアにおける化学兵器の大規模な使用を受けて米欧で高まった武力行使論は、その後、シリアの化学兵器廃棄に関する米露合意を受けてすっかり下火になりましたが、米欧による介入の諸問題について改めて考えてみました。

これまでも、これからも、米欧による介入は選択的以外にはなりようがありません。加えて、「介入したくない」のが本音だとしても、「介入せざるを得なくなる」紛争もあるわけです。介入への敷居が高くなっているのは事実ですが、介入主義の終焉を宣言するのは時期尚早だというのがとりあえずの結論です。

2013/10/22

'Japan and the World', interview with Le Banquet

My interview article 'Japan and the World: New Security Issues - Interview with Michito Tsuruoka', Le Banquet, No. 32, Summer 2013, has just been published. It is a journal published by le Centre d'Etude et Reflexion pur l'Action politique (CERAP) and I was interviewd by its editor Nicolas Tenzer last December. It is a special issue on Japan, which includes interviews with Hisanori Isomura, Atsushi Seike, Nobukatsu Kanehara, Akihiko Tanaka, Yukio Okamoto among others (some are in French and the others are in English).

Le Banquet's official website: http://www.revue-lebanquet.com/




フランスの言論誌であるLe Banquetの最新号(No. 32, Summer 2013)に、'Japan and the World: New Security Issues - Interview with Michito Tsuruoka'と題された私のインタビュー記事が掲載されました。インタビューとはいっても、17ページに及ぶ長文です。

Le Banquet誌公式サイト:http://www.revue-lebanquet.com/

2013/10/16

防衛外交の時代

鶴岡路人「防衛外交の時代」『NIDSコメンタリー』(防衛省防衛研究所)第35号(2013年10月15日)が防衛研究所のサイトに掲載されました。

(URL)http://www.nids.go.jp/publication/commentary/pdf/commentary035.pdf


「防衛外交」とは、日本語ではなかなか馴染みがないかもしれませんが、各国軍隊・防衛当局間の国際関係として、国際的な注目度の高い、いわば成長産業です。日本の防衛省・自衛隊による防衛外交も、今後、さらに大きく発展する余地がありそうです。